DJ OASIS・・・WOOFIN'2001年3月号より(東京砂漠) □これまでの歩みを振り返っていただけますか? DJ OASIS(以下 O):きっかけはジブラがDJセットを持っていたから かな。それで興味を持ったんだ。ラップは聴いていたけど、DJに関 してはヒデ(ジブラ)にいろいろ聞いたから。15か16の頃だね。 □ジブラさんとは、いつ頃から? O:小学校から。中学は合わない時期もあったんだけど、高校に入 ってからまた遊びだした感じで。 □音楽以外の共通点もあったんですか? O:でも、音楽の接点が一番多かったかな。まあ、いろいろ遊んだ けどね。ヒデは16くらいから六本木で廻してたんだ。渋Jでもやっ ていたんだけど、辞めるから、そのあとやんない?っていうのが17 の終わりくらい。 □OASISさんがDJで、ジブラさんがMCという役割が明確になった のは? O:ヒデが前にいってたのは、俺をみてラッパーになろうと思った からだって。 □その理由は何だったと思います。 O:なんだろうね。ちょっとはいけてたんじゃないかな。DJプレ イも練習も一番やってたときだから。寝てるか、練習してるか、 ゲームしてるかみたいな。 □K-DUB SHINEさんはもっと後になってから? O:23ぐらいかな。アメリカに住んでるやつで、日本語でかならや れるやつがいるんだよっていわれてさ。とりあえずヒデの紹介で、 3人でグループ作ってみないかって。そういうことも頭にあって、 コッタ君(K-DUB SHINE)と会ったんだ。 □第一印象はどうでした? O:スタジオであったんだけど、いきなりフリースタイルをかまさ れてさ。おお、ラッパーだ、っておもった。 □その後のキングギドラの猛攻については説明不要だと思いますが、 OASISさん個人としてはアルバムを仕上げる段階になって一線を退 かれてますよね。 O:そのころの二人にはいろいろ迷惑をかけたんだ。レコーディン グの時はちょっとだけスタジオに入ったんだけど。だからキングギ ドラの作品がでる前から「現在時刻」でトラックを作るまでは音楽 的な活動はなにもなかったんだよね。 □本格的な復帰を決心したのはやはりK-DUB SHINEさんの現在時刻 がきっかけですか? O:そうだね。そこでトラックを提供するって言うのが大きかった かな。 □そしてソロ名義のシングルを経て今作にいたるわけですよね。 O:シングルの反応もよかったからね。ただ俺の中には、次にKG をやるまでにアルバム一枚は出しとかなきゃだめでしょう、ってい うのがあったから。 □その「東京砂漠」ですが、人選のおもしろさもさることながら、 参加してるラッパーがオリジナルにはない異様なのりを見せてませ んか? O:そこが聴き所でしょう。俺のトラックに対して各ラッパーがど うやってくれるのか。たとえばオリジナルのグループよりもそのラ ッパーのいいところを引き出せれば俺の勝ちだしね。シロー君に関 してもライムスターのテンションに負けてないと思うから。 □確かに真正面からばっさりってかんじですよね。ところで「社会 の窓」っていうテーマはシローさんの方から? O:そう。オアシスとやるのなら、もっと毒づいたのをやりたいっ て。本当はこういうのも好きなんだよ。 □パート1の方はお蔵入り? O:今のところはね。でもそのうち出すよ。このアルバムのあとく らいに。パート1もシロー君に渡すってことを考えて作ったんだ。 その感触を残しつつ、「社会の窓」は俺がシロー君の方によってい った、そんな感じかな。 □キッチンスタジアムでは三善さんとウヂさんという顔合わせが実 現してますが。 O:キャラのこゆいというか、男臭いところをぶつけてみました。 でもスキルはちゃんと持っているという。 □売り出し中のNITROからはDABOとS-WORDがフィーチャーされて。O :俺らより若い世代で一番いけてるのがDABOじゃないかな、ってい うことになって。そのDABOがS-WORDをつれてきたんだ。バックギャ モンのフォンコールもそうなんだけど、若い世代のリスナーにも伝 えたいからね。 □ストーリーものとしては、「スター誕生」や「禁じられた遊び」 に近いものですよね、フォンコールは。 O:ギャルネタで、携帯電話が絡んでて・・・。トピックというか、 やろうとしていることがおもしろいよね。向こうも今までにないも のを見せてくれたし。 □「21」も秀逸ですよ。T.A.K.というラッパーの旨みががっちり引 き出されていて。 O:すごいラッパーだからね、あの人は。トラックに関しては21が 一番好きかな。 □プロデュース的な面も含めて、あえて今作から一曲挙げるなら? O:うーん、「神髄2001」、今はこれかな。今現在俺が行き着いた のはここって言う感じ。 □このトラックをガリヤに託した理由は? O:ガリヤは作品も多いし、わらわかしてもくれるんだけど、なん かラフで俺の好きなラッパーのイメージなんだよね。全体の流れで 重めの雰囲気の曲がほしかったんで、だからガリヤかなって。 □そして「ハルマゲドン」。ギドラでやる、というのはいつ頃から 決めていたんですか? O:去年の5月くらいかな。事務所でコッタ君にトラックを聞かせて いたらたまたまその中にこの曲があったんだ。そしたら「これKG でやる」って言い出して。それから3人でやろう、っていうのがず っとあった。 □同じグループとはいえ、リリックやフロウの面で両氏と肩を並べ るというのはかなりのプレッシャーっだったのでは? O:ある程度完成されたものを作らなくちゃいけないって言うのは あったね。なるべく同じラインに行くようにしなくちゃ、みたいな。 □ラップを作り始めてからトラックの作り方は変わりましたか? O:ちょっとはあるかな。ビート感とかね。言葉でちゃんと説明で きない部分で違ってきてると思う。 □気になるKGの復活ですが。 O:うーん、まあ遠くはないと思う。あと2001年はKGってことで。 おれがやるのは。 □KGのアルバムでも積極的にラップしてほしいと思いますが。 O:ここまではやるつもりはないね。 □なぜですか? O:あの二人がいるし、それがKGだと思うから。